議会の文教経済常任委員会でTPP(環太平洋経済連携協定)について勉強会をした。
3月議会に3農業団体から出ていたTPP参加反対の陳情を、継続審議にし、6月議会でも又継続審議。いよいよ9月議会では結論を出す必要があり勉強会となったもの。
陳情団体の一つ、JAグループでは2月に交渉参加断固阻止県民大会を開催するなど、農林漁業を守るため、反対の取り組みを強めている。この大会には知事や市長も参加し、連帯の挨拶があった。
常任委員会では「国がはっきりとした方針を出していない中で、何も鳥取県が先走らなくても」。 「鳥取市は農業者ばかりではないし、商工業にどんな影響があるか調べてみる必要がある」。等の理由で継続審議にした。
今日の勉強会には、参加賛成の立場でフアイナールKKの会長、反対はJA中央会の専務の話を聞いた。
フアイナールは健康茶やサプリの製造原料を受託製造し、12億の利益をあげている。原料の葉っぱ類はほとんど輸入。販売も日本は人口が減少してくるので海外の富裕層がターゲット。したがって関税障壁を取っ払うべきという持論。農業については、国際競争力に勝てるようでなければ、これからは生き残れない。産業として考えるべき。
JAの中央会の専務はいかに日本の農業が打撃を受けるか、やがては地球上の人口が増え続ける中で食料輸入もままならなくなる等を詳細に説明。
よくわからないと言って継続審議を主張した議員からは質問なし。
9月議会で十分議論をし何としても採択にしたい。