住民投票条例案可決

議会が提案した住民投票条例案が22日、全会一致で可決した。

会派「結」が提案し、議会の案となった ”耐震改修一部増築” について移転新築を推進する会派から質問が集中し、建設費について全会派の合意が得られない状況が続いた。

ついに、「結」は合意が得られない建設費は明記しないことを提案し、共産党は積極的にその案を支持した。

もともとは耐震改修について、市民の意見を取り入れることのできる案は、具体的な数字を入れないことと主張してきた。

他会派も合意の意見があり、会派持ち帰りで休憩となった。

そのあと、激震がおこった。

3会派は、これ以上議論を重ねていっても住民投票は出来ない。苦渋の選択で、建設費を結の主張どおり、明記すると。

3会派は実現不可能な案だと主張してきたのに、時間が無いという事で、主張を180度ひっくり返せるのか。

単純な頭には理解できない。理解できない。

もしかしてこれが大人の選択?

大人の妥協?

市民の意見が取り入れられるという事を大切にしてきた私たちは、具体的な数字が入ることに賛成できなかった。

時間をかけて論議した。

5月中に住民投票するという市民との約束は守りたい。

多くの市民が住民投票に参加できる案でなければならない。

3会派から「我々も苦渋の選択をしたのだから共産党も」という無言の圧力を感じた。

「住民投票後、パブリックコメント等を行い、市民の意見を反映させ、必要な見直しを行う」を条例案の提案理由に明記し、説明会等でも明確にすることで合意した。

全検討会を傍聴し、うんざりする議論や発言もあったが、全会一致で可決したことの意味は大きい。

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カテゴリー: 文子の備忘録, 鳥取市・鳥取市議会   パーマリンク

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