新商品づくりも ”人”がキーポイント

農林漁業者と商工業者などが、通常の商取引を超えて協力し、お互いの強みを活かして売れる新商品・新サービスの開発、生産等を行い、需要の開拓などを進める進めている、鳥取商工会議所・鳥取市・鳥取中小企業相談所の主催の農商工連携セミナーに参加した。

二十世紀梨を使った”スパークリングワイン”を開発・販売している梨農家の漆原さん。

販売できない梨の活用をと、海外で出会ったリンゴの発泡酒をヒントに県産業振興機構と商工会議所の支援で瓶内発酵、シャンパン製法のワインを商品化。

問題は販路。自らが外国にも出向いてセールス。

農業者が加工品を開発するのには支援があっても、販売の支援はない。

漆原さんは、物を売るのでなく人(自分)を売る、つまり人と人の信頼でこそものが売れると言い切られた。

生姜コンフィチュール(ジャム)を商品化した徳本さん。

ジャムは常温でも日持ちがし、加工食品として安全が保ちやすい。ジャムに生姜の風味とからみをいかに生かすかでオンリーワンを目指した。そして何より70年生姜栽培した生産者の人柄に感動した。

自分が販売しようとするものが、自分や家族が安心して食べられるもであるかが原点と言われるのには感動した。

どんな素敵なパッケージでも、どんな素敵なネーミングでも、人が忘れられていては成功しないだろう。

農商工連携の原点をお二人から聞いた。

 

 

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