行政視察

18日〜20日の3日間、議会の文教経済委員会の行政視察に長野に行ってきました。

JRで東京まで行き、東京から長野まで8時間の旅はいささか疲れましたが、視察先のみなさんから大きなエネルギーをいただき、有意義な視察でした。

第1日目は、北佐久の農業法人トップリバー。「儲かる農業」がこの法人のキーワード。

「今、農業で儲かる人が増えなければ日本の農業は大変なことになる」の一声に共感した。

社長の島崎さんは菓子メーカーの営業から50歳で脱サラをして奥さんの実家で農業をはじめ、2000年に法人を立ち上げ、高原野菜中心で3700万円を売り上げ、2008年には10億9000万円を売り上げられている。

農業には固定観念がありすぎる。いいものをたくさん作ればいい。農協に出荷すればいい。市場が値段をつける等。

今になって、「農産物が高く売れない。自分で値段が決められない」と言われるが自業自得でないか、昔から納得してやってこられたではないか。

今の食品業界は、マーケットインに変わってしまった。消費者の欲しいものをつくらなければ売れない時代になっているのに、農家は相変わらずいいものをつくれば売れると思っている。

農業にも営業が必要。売り先を見つけてから、作物をつくる。

どの業界でも優秀な営業によって経営が左右される。

トップリバーはスーパー、レストラン、生協と契約栽培をし、それぞれの求める野菜を生産している。たとえばスーパー用には小ぶりのレタス、レストラン用には大きさは不揃いでもいい。生協用は極力減農薬のものと。

「しかし、儲かる農業を前面に出しているが、「利益至上主義」ではない。利益を上げるのは自分と自分の周りの人を幸せにするため」。

儲かる農業を実践することで、社員や研修を終えて独立した研修生、地域の農家、JA等も幸せになってほしい。そしてそれが日本の農業の幸せにつながることを望んでいると結ばれた。

研修生をどんどん受け入れ、勿論給料を出して、独立を支援されている。

鳥取からも3人の研修生が来ていた。今年中にはかえって1000万円規模の農業を目指すと熱い。

市としてもどんな支援ができるか検討すると約束した。

2日めの朝食のバイキング、何が悪かったのか1時間ほどしてから、吐き下しとなり、視察には影響しなかったが、昼食も夕食も全く手がでなかった。

3日めの朝はおかゆと味噌汁。昼食にかけそばを頼んだが一口だけ。帰宅しても食欲全くなし。

でも体重は500グラムしか減っていなかった。残念!

2日目は小布施町の地域に開かれた図書館と6次産業。

3日目は松本市の不登校の取り組みについて視察しました。

 

 

 

 

Share on LinkedIn

カテゴリー: 鳥取市・鳥取市議会   パーマリンク

コメントは受け付けていません。