「実り多い議会に」 と市長

 

本会議が始まる前、市長と副市長が各会派の控室をまわっての挨拶が恒例となっている。今日も「実り多い議会になるようよろしくお願いします」と市長。

儀礼的に頭を下げながら内心「実りがある議会になるのもならないのも市長の答弁次第」と思っていると、角谷議員が「そういえば実りの秋ですなあ」と、とぼけた返事。さすが大ベテラン。副市長は渋い顔。

本会議の冒頭市長の所信表明。まず市庁舎の新築移転に対する決意。「5万人を超える署名は真摯に受け止めるが、議会が十分審議を重ねられた結論として条例案は否決された。市庁舎の耐震化は不可避の課題で、緊急かつ重大な課題であることが改めて確認されたと受け止める。

6月24日に旧市立病院跡地が建設候補地に決まり、10月には基本計画案として、新庁舎の機能、規模、概算事業費などを皆さんにお示しするとともに、地域説明会などで意見交換を行う。11月には基本計画案の市民政策コメントも実施しより多くの市民の意見を取り入れたい」。と言葉は丁重だが何のことはない新築移転ありきだ。

そして移転が議会で承認されてもいないのに、「アンケートを実施して、跡地利用案や活性化策をまとめたい」と続いた。

しかし跡地利用のアンケートについては予算が計上されておらず、建設水道委員会に予算を流用してアンケートを実施したいと提案されたが時期尚早という理由で否決さた。

小学校、保育園、市有建築物(総合支所、公民館、児童館、体育館)などを平成26年度、27年度に耐震改修を実施。等々

市民の議会、議員に対する目は厳しく光っている。市庁舎問題を中心に市民の声をどう取り上げるのかが一段と問われる議会がはじまった。

涼しくなった部屋で質問原稿の練り直しだ。

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カテゴリー: 文子の備忘録, 鳥取市・鳥取市議会   パーマリンク

「実り多い議会に」 と市長 への2件のコメント

  1. 植田輝美 より:

    田中さん頑張ってください。私は生まれは青谷の善田です。今は京都で活動しています。もう42年活動していますがだんだんと反対に回っているように思え力が抜けそうになるときもあります。だが俺がやらなきゃで頑張っています。