市民もマスコミも混乱させる市長の発言

11日朝の 「みのもんたの 朝ズバニュース」 で鳥取市庁舎のことを取り上げていた。

「市庁舎は、住民投票で多数を占めた民意と反対の新築に」 と報道した。

夕方の NHK のニュースでは 「市長は市議の質問に市庁舎は新築移転ではない」 と答弁したと報道。

市民は「一体どっち」。 「どうなってるの」と大混乱。

「玉虫色」と報道するマスコミも。

この話のそもそもは、市長が6月市議会定例会の提案説明で 庁舎整備について基本的な考え方として、次の3点をのべたことからはじまった。

① 防災と市民サービスの充実強化のため、交通アクセスが良く、敷地が広い旧市立病    院跡地において新たな施設の速やかな整備に向けた検討をすすめます。

② 庁舎の機能は、旧市立病院跡地と駅南庁舎への集約を基本として検討を進めます。

③ 既存の庁舎について、庁舎機能の全体的な配置、費用、まちづくりなどの観点から適切な活用について検討を進めます。

これを読めば 大方の人は、旧市立病院跡地に新しい市庁舎を建設と思います。

共産党の伊藤市議は、一般質問で 「住民投票で、市役所本庁舎を耐震改修し、一部新築するという案が過半数を占めた。その直後 市長は住民投票の結果を尊重し、耐震改修を検討すると言われた。あの言葉は、いつ取り消されたのか」 と質した。

市長は 「住民投票は過去の経緯の一つとして踏まえたうえで、現時点での考えを示した。住民投票の票数だけが 金科玉条ではなく、そこに隠された市民の思いを踏まえて議論をしていく」 と答弁。

伊藤市議はさらに 「市長が示したのは、新築移転ではないか」 と質すと 市長は「現時点で、どういう方向で検討をしていくのか示したもので、二者択一の内容ではなく、新築移転ではない」 と答弁。

新築移転だと書きながら、新築移転ではない。 とは全く理解できません。

さらに 「 住民投票は、過去のできごとの一つ」 とは呆れる。

みのもんたの番組で、コメントした大学教授は「住民投票の結果は拘束力を持たないが、結果と違う方向に行けば、はじめての前例となる」と。

民主主義のない鳥取市として名を残すことになる。

 

 

 

 

 

 

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